三保地下海水養殖センターの工事は、2019年からスタートしました。東海大学海洋学部さんの隣の敷地をお借りし、開発を進める事になりました。
うっそうと雑草が生い茂る用地で行った仕事は、まずは草刈りでした。
真夏の炎天下、スタッフで草刈りを行ったのは良い思い出です。
2020年10月にセンターは完成しました。
私達が三保地下海水養殖センターで行っている養殖方法は、地下海水かけ流し型といって、環境負荷も軽く、低コストで養殖を行えるメリットがあります。
メリットが大きい一方で、地下海水をくみ上げるための井戸が必要であり、この地下海水井戸を工事することが、センター建設の一番の要であり、苦労したところでした。
法律で規制される部分もあり、厳しい管理を行う必要がありますが、近隣の住民の方々のご理解、温かいご支援をいただき、無事に工事を完了、事業をスタートすることができました。
このセンターは、三保の地下海水という地域資源、そして静岡市の皆さまに支えられている事業です。少しでもこの三保地下海水養殖センターで生産される魚を通じて、地域の経済、教育に貢献ができればと思っています。
「三保地下海水養殖センターの魚を食べに、静岡市に行こう!」そのような世界を創ることが私たちの事業目的です。